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ロズウェル事件

 私の個人的な考えなのですが、ここ近年の国際情勢というのは表面に見える事だけでは、なかなか理解し難い世界になっていると思っています。今の人類社会において、政治とは究極的に言うならば「政治ショー」であり、各国首脳が国際政治の舞台で様々、火花を散らしているのは、あくまでも各国に住んでいる国民向けの「ドラマ」であって、そのドラマには「幕間の演出家」というのがいるのではないでしょうか。


 そしてこれは何も国際政治の世界に限られたものではなく、各国の国内政治においても、政治というのは「政治ショー」であり、国民はそのドラマによって、ある程度、国際的な協調方向の元、誘導されている。そんな穿った見方をしています。


 このホームページで「FACT」のカテゴリでは、主に地球外生命体に関する話題などを中心としてまとめていますが、この地球外生命体というのは、この「幕間の演出家」が演出する際の思想の中軸になっているのではないか。私は個人的にはこの様に解釈をしています。そしてこの人類社会における地球外生命体の出来事で、その始まりとして、とても象徴的な事件が「ロズウェル事件」だと私は考えているのです。


 ここではその「ロズウェル事件」についてまとめてみたいと思います。


1.ロズウェル事件

 「ロズウェル事件」とは、UFOフリークにとっては既に常識的な事件であり、ここで扱っても「何を今更」と言う様な話題なのですが、少し紹介をしてみたいと思います。

 この事件はアメリカのニューメキシコ州コロナのロズウェルで発生しました。

 1947年7月4日、リンカーン郡にある羊牧場「J.B.フォスター牧場」(コロナ南東48km)で、牧場主のW.W.(ウィリアム)・マック・ブレーゼル(William “Mac” Brazel/48)が8歳の息子ヴァーノン(Vernon)とともに、直径180mに散乱した何かの残骸を発見した事から、この事件は始まりました。


 この2日前である7月2日の事、午後9時50分頃、ロズウェルに住むダン・ウィルモット(Dan Wilmot)夫妻が、サウス・ペン(サウス・ペンシルバニア通りと思われる)105番地の自宅で、大きな輝く空飛ぶ円盤を目撃。南東の空から北西の方角へ、高度480mほどの高さを時速640〜800kmで飛んでいるのを目撃しました。形は楕円形で、2枚の皿か旧式の洗面器を合わせたかのように見えたと言います。


 7月4日、ブレーゼル氏は自身の牧場内の広範囲に渡り残骸が散乱しているのを発見し、妻、ヴァーノン、14歳の娘ベシー(Bessie)とともに残骸を集めました。この残骸はスズ箔や紙、テープ、スティックなどに似た外観で、集めると長さ1m、厚さ18〜20cmほどの束になり、全体の重さ約2.2kgほどだったと言います。


 電話もラジオも持っていなかったブレーゼル氏は、コロナに行ったことで初めてケネス・アーノルド事件以降の円盤騒動を知り、自分の見た残骸との関係を考えたと言います。

 そして7月7日、ブレーゼル氏はロズウェルの保安官に空飛ぶ円盤の残骸の発見を通報しました。それを受けたチャベス郡保安官事務所は第509爆撃航空群情報部ジェシー・A・マーセル少佐に連絡しました。ブレーゼル氏がマーセル少佐と陸軍防諜隊のシェリダン・キャヴィットを連れて牧場に戻り、ブレーゼルが集めた残骸を持ち帰りました。その後、軍の部隊がやってきてを周辺を封鎖、残りの残骸を全て回収していきました。回収した残骸はロズウェル陸軍飛行場で調査される事になりました。


 7月8日 午後、マーセル少佐の承認を得た彼の情報部は「ロズウェル空軍基地の空軍情報部が地元牧場主とチャベス郡保安官事務所の協力を得て、円盤の回収に成功した」とメディアに発表しました。

 その一方で集められた残骸は午後までにテキサス州フォートワースの第8航空軍司令部に空輸され、正体解明のためにアーヴィング・ニュートン准尉が司令官のロジャー・レイミー准将の執務室に呼ばれました。命令を受けた准尉は即座にこの残骸を、気象観測用気球とレーウィン・レーダー反射板の残骸であることを識別されたと報告したのです。


 同日、ロズウェルの夕刊紙デイリー・レコードが、大見出しで「RAAF(ロズウェル陸軍飛行場)が空飛ぶ円盤を捕獲」と報じました。しかしレイミー准将は数時間後にラジオに出演し、「陸軍が知るかぎり、そうした装置は存在しない」と円盤との関連を否定しました。軍は「円盤回収は誤報であり、正体は気象観測用の気球であった」という訂正文を発表したのです。


 この軍発表をうけて、ロズウェルのデイリー・レコード紙は大見出しで、軍が円盤回収を否定したことを報じました。

 この記事にはマック・ブレーゼルのインタビュー記事も掲載され、ブラーゼル氏が残骸の発見状況などを語った最後に「私の見つけたものは絶対気象観測用気球なんかじゃありません。でも私が爆弾以外の何かを発見したら、それについて彼らが私に何か言わせるのは大変でしょう。」と語りました。


 この事件は、その後長いこと人々の記憶に上ることはありませんでしたが、1980年代に入り、UFO研究家ウィリアム(ビル)・ムーア氏らがこの事件を調査した結果しました、そこでは以下のようなことがわかったと言います。


 7月2日

 夜、牧場の主ウィリアム “マック” ブレーゼルが雷鳴に混じって爆発音を聞く。


 7月3日

 翌朝放牧地に行ってみると、1kmにわたって見たこともない硬い物質が散らばっているのを発見し、そのいくつかを自宅に持ち帰った。その物質は切ることも曲げることもできず、叩いても傷一つつかなかったという。

 ブレーゼルの牧場から200kmほど西方にあるソコロ郊外のサンアグスティン平原で、土木技師バーニー・バーネットによって墜落したUFOが発見された。直径は8〜9m。近くに乗員らしい者が倒れていた。この現場も(後に?)軍によって回収された。


 7月7日

ブレーゼルは郡保安官事務所にUFOの残骸を発見したことを届ける。軍はただちに散乱した物質を回収した。


 これから推察される事は、UFOはブレーゼルの牧場上空で爆発を起こし、200km程度飛んだが、ついにサンアグスティン平原に墜落したのではないかという事です。またUFOの回収を秘密裏におこなうため、注意をそらす意味でブレーゼル牧場の落下物に関しての発表をおこなったのかもしれません。


 ここで回収されたUFOと宇宙人の死体はオハイオ州のライトパターソン基地に運ばれ、基地で働く者によってUFOや宇宙人の死体などが何度か目撃されています。


 以上がロズウェル事件の概要ですが、この事件の周辺には、その後のUFO事件に関係する状況が濃縮されている感じがします。それは軍組織が関与すること、マスコミが世論誘導に利用されること、そしてそれに翻弄される人達。

 このロズウェル事件がキッカケとなり、アメリカの中でUFO問題はとても重要な位置づけになった様にも思えるのです。これは飽くまでも表向きの話としてですが。


 またこのロズウェル事件で墜落したUFOといのも、円盤型という証言もあれば、三角形のものという話もあります。また捕獲されたエイリアンも、よく言われる「グレイタイプ」という話もあれば「東洋人の様な顔」だったという話もあります。


 果たして事実はどうなのか。そこは既に半世紀を裕に経過してしまいましたので、誰も判断する事は出来ません。ただアメリカのニューメキシコ州の片田舎であるロズウェルに、当時の地球の持つ科学レベルでは到底理解する事が出来ない飛行物体が墜落し、そこでは人類以外の知的生命体の死体が回収(一部は生存していた)、そしてその事件は隠蔽されていたという事はあったのは間違い無いでしょう。


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