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地球の気候変動


 ここ数年間の日本の気候というのは、明らかに以前とは異なったものになっています。私が子供の頃には、梅雨は7月末には開け、空を見上げると青い空に大きな白い入道雲があって、真夏日と言っても気温は28度前後で、30度を越える日というのは、極めて珍しいものでした。だからエアコンも必要無く、友人の家に言っても子ども部屋にあるのは扇風機くらいでエアコンは贅沢品の様なものだった事を覚えています。

 しかしここ近年では、日本国内でも普通に35度の気温を超える日々が続くようになり、エアコンを掛けなければ室内で熱中症になってしまう様な気候になっています。現に高齢者がエアコンを点けずに室内で熱中症になり、亡くなるケースまで出てきています。


 近年のこの様な気候変動の原因について、世界的には炭酸ガス(二酸化炭素)による温室効果が原因だと言われていて、国際社会では炭酸ガス排出量を規制すべく、多くの取り組みが為されているのは、皆さんもご存知な事だと思います。


 この気候変動の原因として炭酸ガスを位置づけ、国際社会の中に知らしめたのは、アメリカの元副大統領のアル・ゴア氏が出演した2006年の映画「不都合な真実」だと私は記憶しています。この映画では産業革命以降、世界各国が排出してきた炭酸ガスが、地球の大気中にまるでベールの様に覆い尽くし、それが太陽光により取り込まれた熱を地表に閉じ込めてしまい、結果、地球の平均気温が上昇してしまったと言うのです。そしてこの考え方が国際的にもスタンダードな意識となり、2019年にはスゥエーデンの環境保護活動家のグレタ・トゥーンベリさんが国連の国連の気候変動サミットで各国指導者に対して「私達を裏切った」と演説したのは有名な話です。


 また2005年に発効した京都議定書(正式名称:気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書)では、2008年から2012年にかけて先進国全体で、炭酸ガスを含む温室効果ガスを1990年を基準にして、各国別に削減目標を定めており、この削減目標を守るために「排出量取引」という制度も定められました。これは簡単に言えば、温室効果ガスを多く排出する国は、温室効果ガスをあまり排出しない国から、排出する権利を購入する事が出来るというもので、これにより各国間での温室効果ガスの排出量の取引という、ある意味で奇々怪々な取り組みも行われていますが、これは明らかに温暖化を国際ビジネスにしたものと言っても良いかと思います。


 この様に今の世界では、地球の気候変動(主に温暖化について)の主な原因とは、炭酸ガスを中心とした温室効果ガスによるものとされています。しかし一方で、この件について研究者の間では未だに決着がついていない状況でもあります。それらは「地球温暖化に対する懐疑論」と言われており、以下の内容などが議論として挙がっています。


・近年の温暖化は人為的な温室効果ガスの増加に因らず、自然要因の影響がはるかに大きい

・二酸化炭素よりも、水蒸気の方が温室効果が大きい。水蒸気は温室効果物質の寄与率は

 48%と寄与率は最も大きい

・産業革命前から昇温は起きていて、小氷期からの回復過程(自然由来の因子)が続いている

・氷床コアの二酸化炭素濃度の変化が必ずしもその時代の二酸化炭素濃度の変化を反映して

 いないので、二酸化炭素ではなく太陽活動が原因である


 この他、最近では温暖化ではなく2030年に地球寒冷化が起きるという論もあり、この地球の気候変動については、いまだ確実な原因を決め切れていない状況もあるのです。これを考えてみると、京都議定書で国際的に議論されている内容も、けして近年の気候変動には効果が期待できるものではないと思っています。


 私自身、この件について様々思いを馳せていますが、やはり近年の気候変動の原因としては、温室効果ガスというのが主たる原因の一つであると考えています。しかしこの近年の気候変動については、単に人類が作り出す炭酸ガスだけによるものではないとも思うのです。だから京都議定書で定めた温室効果ガスの削減で改善できるものではないだろうし、それよりも宇宙環境について、もっと考慮して検討すべき事だと思うのです。


 2014年にあるドキュメンタリーが公開されましたが、ここではカナダの北極圏に住む先住民のイヌイットの長老達が、地球温暖化の本当の原因とは「地球のシフト」にあると明言していました。

 彼らは狩猟を主に生業としていますが、北極圏を移動する際に何十年もの間、微妙な空の変化を見つめてきました。ただ近年になり、この空の様子がおかしくなってきていると彼らは主張していました。彼らが気づいたのは太陽の変化だそうで、太陽が通常あるべき場所よりも上方に現れる様になったと言い、その影響により日照時間も長くなっていると言うのです。そして近年の気候変動も、この日照時間に原因があると考え、この事についてイヌイットの長老たちはNASAに警告を出しました。しかしNASAが調査した結果、彼らイヌイット長老の主張する地軸のずれは確認できなかったと言います。


 これだけでは単なるイヌイット長老の思い込みとも思われそうですが、それとは少し異なる内容として近年で確認されているのは「地磁気逆転」と言われる現象があります。地球の磁気はここ数十年で急激に弱まっている事が、近年になり科学者の間で確認されていますが、これにより「ポールシフト(磁極の逆転)」の発生への懸念も高まっていると言われています。

 地球の磁場エネルギーは、地中深くにあるとされる内核やその周囲の外核、また周囲のマントルから発生していると言われています。このマントルの流れが地球の外殻の沈み込みにより流れが妨げられ、そこから磁場の変化が起きていると言われていて、地球の歴史上、約20万年から30万年に一回のサイクルで「ポールシフト」が過去にも発生しているのは確認されています。

 2019年12月24日のニュースウィークの記事には「北磁極の移動速度が加速している。。シベリアに向けて移動し続ける」という記事も掲載されていました。そこでは1990年以降、北磁極の移動速度が突然速くなった事が、アメリカ海洋大気庁(NOAA)傘下の国立環境情報センターで確認されたという記事も掲載されていて、それによる新しい「世界磁気モデル」も発表されたとありました。そしてこの北磁極の移動は未だ継続していると言われてます。


 北磁極の移動速度が速くなった事が確認された時期と、京都議定書の議論が始められた時期がほぼ同時期である事。またそれ以降にイヌイットの長老達が、太陽の動きに変化を確認しNASAに警告を発しているというのは、果たして単なる偶然というか、バラバラの事象なのでしょうか。やはり近年の気候変動の要因の一つとして、宇宙からの視点で考える事も必要はないのでしょうか。私はその辺りが大変気になっています。


 2015年9月に国連サミットで採択された「Sustinable Development Goals(略称:SDGs)―持続可能な開発目標」が、昨年から各企業では企業活動の取り組むべき指針として話題になっています。ラジオを着けたり、街角の建設現場でこの「SDGs」のロゴを多く見かけます。ただ気候変動に見られる地球の環境変化は、そんなに単純な事なのでしょうか。確かに炭酸ガスを始めとする温室効果ガスにも一因があるかもしれませんが、果たしてそれだけ注意する事で、この先も人類は今の文明活動をこの地球上で継続可能なのでしょうか。その点について、単なるビジネスモデル的な視点だけではなく、より広い視点で人類の叡智を傾ける時期に来ている事を私は感じています。



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